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Toggle引越しが最も安い時期とは?
引越し費用は、需要と供給のバランスによって大きく変動します。
具体的には「5月~1月」ごろは、需要と供給のバランスが落ち着く「通常期」のため、リーズナブルに引越しできる可能性があります。
一方、入学・就職などで転出入が集中する「2月〜4月」は、引越し業者の繁忙期です。
この時期の引越し費用は、1年で最も高額になる傾向があります。
具体的には、通常期と比較して「1.5倍前後」の引越し費用となる可能性があります。
引越しが安くなる狙い目の時期
引越し費用が安いのは「通常期」ですが、その中でもさらに狙い目の時期があります。
単身者と、家族やカップルの引越しでは、狙い目の時期が少し異なるため、それぞれご紹介します。
単身者の引越しの場合
単身者は、以下のような時期で引越し費用がさらに安くなる可能性があります。
- 12月・1月: 年末年始の休み期間で引越し需要が低いため、料金が安くなりやすい時期です。
- 6月:梅雨で引越しが敬遠されがちなため、費用が安く、スケジュールが押さえやすい時期です。特にゴールデンウィーク過ぎは、引越し需要が減り、比較的空いているため、狙い目の時期です。
- 10月: 引っ越す人が少なく、需要が落ち込む時期のため、料金が安くなる可能性があります。
家族やカップルの引越しの場合
家族やカップルは、以下のような時期で引越し費用がさらに安くなる可能性があります。
- 1月: 単身者同様、年末年始の休み期間で需要が低い時期です。休み期間中は家族やカップル・友人などと過ごすケースも多いため、引越し需要が下がると考えられます。
- 5月中旬~8月:ゴールデンウィーク明けから夏休みに入るまでの期間は、引越し需要は高くありません。特に8月はお盆と重なるため、引越しを避けるケースがあり、需要減の一因となっています。なお9月は人事異動や新学期があり、引越し需要が増え、 費用が少し上がるケースもあります。
- 11月〜12月:年末の忙しさで引越しを避ける人も多く、引越し需要が落ち込む時期です。ただし、年末年始の引越し(12月30日〜1月4日)は特別費用がかかる可能性もあるため、ご注意ください。
引越し費用をさらに安く抑える方法
引越し費用をさらに安く抑えたい方は、引越しを依頼する時期やタイミング以外の方法もあります。
最後に、引越し費用を安く抑える方法を5つ、ご紹介します。
荷物を減らす
荷物が多いほど、引っ越しの見積もりは高くなる傾向です。これは、荷物を運ぶのに必要な運賃 や人件費、作業時間などが多く見積もられるためです。
不用品は事前にできるだけ処分するか、メルカリなどのフリマアプリで売却しましょう。
自力でできることは自分でやる
引越しプランによっては、ダンボール梱包や家具の分解・組み立て、清掃、荷ほどきなどを頼むことが可能です。
しかし便利なプランであるほど、あるいはオプションを足すほど、引越し費用は高額となります。
可能な限り、できることは自分たちで行うことで、引越し費用を安くすることが期待できます。
早めに準備・予約をする
引越し業者は、スケジュールが空いていなかったり、急な依頼の場合は、費用が高くなるケースがあります。
また、平日のスケジュールが埋まってしまうと、割高な休日・祝日に引っ越さざるを得ない可能性もあります。
そのため、引越しの計画が立ったらすぐに見積もりを取り、早めに予約を入れることがおすすめです。
具体的には、1〜2ヶ月前に見積もりがおすすめで、早めに予約を入れてくれるお客様に対して割引が適用されるケースもあります。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、相場を知ることができ、値下げ交渉の材料にもなります。
また、各業者のサービス内容や料金プランを比較することで、自分に合った業者を選ぶことができます。
具体的には、3社以上の引越し業者から見積もりを取ると良いでしょう。ネット上には、引越し見積もりサービスが多数あるので、ぜひご利用ください。
割引制度を利用する
多くの引越し業者は、様々な割引制度を用意しています。
すでにご紹介した早期予約割引(早割)ほか、学生・シニア割、平日引越し割などが用意されているケースも多いです。
引越し業者によっては、安くなる日をホームページ(引越しカレンダー)などで告知しているケースもあります。
業者選びに際しては、利用できる割引制度がないか確認するようにしましょう。
縁起が良い日を避ける
六曜の1つである「大安」は縁起がよく、引越し向きとされている日です。
この日は引越し費用が割高に設定されているケースもあるため、注意が必要です。
六曜に特にこだわりがない方は、赤口や仏滅など大安以外の日を選ぶことで、より費用が安くなる可能性があります。
午前以外の引越しを選ぶ
引越しは午後よりも、午前中の方が高めの料金設定となっているケースがあります。
そのため、引越し費用を抑えたい方は、午後の引越しを選ぶと良いでしょう。
また、引越し時間を指定せず、業者のおまかせにしてしまうことで、さらに費用が抑えられる可能性があります。
宅配便だけで済ませる
家具・家電がなく、洋服・書籍・日用品などだけであれば、引越し業者を利用せず宅配便だけで済ませる方法もあります。
荷物のすべてをダンボール箱に収めることが可能な場合は、引越し業者の見積もりなどを取った上で、 費用を比較検討すると良いでしょう。
まとめ
引越しはもともと費用がかかるイベントです。
引越し費用を下げたい方は、できるだけ安く済む時期・タイミングを狙いましょう。
また、時期やタイミング以外でも、引越し費用を安くする方法は多いので、ぜひ実践してみてください。
この記事を書いた人
宅地建物取引士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランニング技能士、簿記、上級ウェブ解析士など様々な分野の資格を保有している編集部スタッフが「暮らし」に役立つ知っておきたい情報をお届けします。