【ワンランク上の生活】ホテル暮らしのメリット・デメリット徹底解説

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リモートワークの浸透により、少しずつ注目度が高まっている「ホテル暮らし」。

従来の住まい方にとらわれないライフスタイルですが、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回はホテル暮らしのメリット・デメリットとともに、ホテル暮らしに向いている人・向いていない人についても解説します。

ホテル暮らしとは、一般的な賃貸住宅ではなく、ホテルに滞在して生活することです。

期間は様々で、1週間から数ヶ月、中には数年単位で滞在する人もいます。

公益財団法人日本交通公社によれば、日本には旅館・ホテルが51,004軒ある(2019年時点)ため、ビジネスホテルから高級ホテルまで、予算やニーズに合わせて多くの選択肢から自由に選ぶことができます。

ホテル暮らしにかかる費用

ホテル暮らしにかかる費用は、ホテルのランク、部屋の種類、滞在期間、地域によって大きく異なります。

例えば、1泊5,000円のホテルに30日宿泊した場合の宿泊費は15万円、1泊10,000円のホテルに30日宿泊した場合の宿泊費は30万円となります。

しかし、実際にはネット割引・早期予約などの様々な割引制度、長期宿泊プランなどを活用することで、費用を抑えることが期待できます。

特に長期宿泊プランについては、宿泊期間が長いほど割引率が大きくなるケースも多いため、ホテルの公式ウェブサイトで確認したり、ホテルに問い合わせるなどしましょう。

ホテル暮らしのメリット

ホテル暮らしには、一般的なアパートやマンションで暮らすのと比較して、以下のようなメリットがあります。

家具・家電がついている

ホテルには、ベッド、冷蔵庫、テレビ、エアコンなど、生活に必要な家具家電が最初から備え付けられています。

家具・家電を揃える手間なく、知らない土地でも、すぐに快適な生活を始めることができます。

水道光熱費がかからない

多くのホテルでは、宿泊費に水道光熱費が含まれています。

アパートやマンションで暮らすのとは異なり、電気代やガス代、水道代を気にすることなく過ごせる点も、ホテル暮らしの大きなメリットです。

また、フリーwi-fiが利用できるホテルであれば、インターネット料金(通信費)の心配もありません。

アメニティがついている

多くのホテルではフェイスタオル・バスタオル・バスマット・石鹸類・歯ブラシなどが備え付けてあり、定期的に交換してくれます。

ホテルによっては綿棒や爪切り、整髪料などアメニティ類が充実しているところもあり、このようなホテルを利用すれば、滞在中はアメニティ類を購入せずに済みます。

敷金礼金などがかからない

賃貸契約とは異なり、ホテルの宿泊には敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用がかかりません。

また、年単位で長期宿泊しても、更新料などもかかりません。

いつでも簡単に住み替えられる

ホテル暮らしでは、宿泊期間が柔軟に設定できるため、好きなだけ滞在し、いつでも簡単に住み替えることができます。

気分やライフスタイル、季節などに合わせて、住む場所を自由に変更することが可能です。

駅近や繁華街、自然の多い静かな地域、温泉地、観光地に至るまで、好きな立地のホテルにいつでも簡単に住み替えられる点も、ホテル暮らしの大きな魅力です。

ホテルのサービスが受けられる

ホテルによっては、様々なサービスが用意されています。

清掃やゴミ捨て、ベッドのシーツ替えなどのサービスは、多くのホテルで無料で実施されており、時間がない方でも部屋をきれいに保つことが可能です。

また、資金に余裕がある場合は、ルームサービス、ランドリーサービス、コンシェルジュ、マッサージなどの種々のサービスを利用することで快適に過ごせ、ワンランク上の生活を楽しむことができます。

ホテルの施設が利用できる

ホテルによっては、レストラン、バー、宴会場、ジム、プールなどの施設が用意されています。

これらの施設を利用することで滞在生活をより楽しんだり、飲食店や運動施設に行く時間を節約することができます。

維持費・修繕費などがかからない

賃貸住宅の場合は修繕費、持ち家では固定資産税など、維持費を含む様々な費用がかかります。

さらに、火災保険・地震保険などへの加入も考えなければなりません。

一方、ホテル暮らしにはそういった費用がかかりません。

朝食無料のホテルもある

一部のホテルでは、朝食を無料で提供しているケースもあります。

これらのホテルを利用すれば、食費を浮かせることもできます。

ホテル暮らしのデメリット

ホテル暮らしには多くのメリットがある一方、知っておくべき以下のようなデメリットもあります。

正式な住所として利用できない可能性がある

ホテルで暮らしていたとしても、住民票を移すことができない可能性があります。

そのため、銀行口座開設や公的書類の受け取りなどに支障が出る可能性が考えられるでしょう。

住民票が移せるかどうかは、ホテルへの滞在期間や自治体ごとの判断によって異なりますので、心配な方は事前に自治体に問い合わせておきましょう。

友人や知人などを招待できない

ホテルは基本的に、宿泊者以外を部屋に招待することはできません。

そのため、ホテルを利用していない友人や知人、あるいは家族などを滞在先の部屋に招くことは難しいでしょう。

模様替えやリフォームなどができない

ホテルの客室は持ち家や賃貸などとは異なり、自由な模様替えやリフォームはできません。

勝手に模様替えやリフォームをすると、損害賠償を請求される恐れもあるためご注意ください。

賃貸よりも割高なケースがある

ホテル暮らしは、賃貸に住むよりも割高になる可能性が考えられます。

特に、繁華街や観光地にあるホテル、休日や祝日・休暇などに重なるオンシーズン、大きなイベントが重なる場合などは、宿泊費が高くなる傾向です。

なるべく安くホテル暮らしするには

なるべく安くホテル暮らししたい方は「宿泊費を抑えること」「慎重にホテル選びすること」 などを心がけると良いでしょう。

  • 宿泊費を抑える

ホテル暮らしの費用の大部分を占めるのが宿泊費です。宿泊費を抑えるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 長期滞在プランを利用する

多くのホテルでは、長期滞在向けの割引プランを提供しています。長期滞在プランには特典などが付いている場合もあります。

  • 会員割引を利用する

ホテルによっては、会員向けに割引料金を提供しています。頻繁にホテルを利用する場合は、会員登録をしておくと良いでしょう。

  • オフシーズンに宿泊する

旅行シーズンやイベント開催期間は、宿泊料金が高くなります。オフシーズンに宿泊すれば、通常よりも安く宿泊することができます。

  • 格安ホテルを利用する

ビジネスホテルなど、比較的安価なホテルを選ぶのも一つの方法です。ただし、設備やサービスが充実していない場合があります。

  • 素泊まりプランを利用する 

食事がつかない素泊まりプランを選ぶことで、宿泊費用が安くなります。 

  • ホテル選びを慎重に行う

ホテルによって、料金や設備、サービスが大きく異なります。ホテル選びを慎重に行うことで、費用を抑えることができます。

  • 立地

駅近や繁華街など、便利な立地のホテルは宿泊費が高くなります。値段を重視する場合は、少し駅から離れた場所のホテルをチェックすると良いでしょう。

  • 設備

ジムやプールなどの設備が充実したホテルは、宿泊費が高くなります。必要な設備のみが備え付けられているホテルを選ぶようにしましょう。

  • サービス

ルームサービスやランドリーサービスなどのサービスが充実したホテルは、宿泊費が高くなります。あまりサービスを利用しない場合は、シンプルなサービスのみが提供されているホテルを選ぶようにしましょう。

持ち込める私物に限りがある

ホテルの部屋の収納には限りがあるため、持ち込める私物の量には限りがあります。

私物の量がかなり多い場合は、 レンタルスペースなどの利用も検討しなければなりません。

またペットなどとは一緒に宿泊できなかったり、ペットの分の宿泊料金が加算されるケースもあるため、 事前にホテルに問い合わせてください。

キッチンがない場合、食費が余計にかかる

ホテルではキッチンが設置されていないケースも少なくありません。

その結果、外食やテイクアウトが増え、食費がかさむ可能性も考えられます。

自炊したい場合は、事前にホテルの部屋にキッチンが設置されているか、よく確認しておきましょう。

あるいは、ホテルではなく、簡易キッチンが備え付けられていることも多い「マンスリーマンションの利用」などを検討すると良いでしょう。

防音に難があるケースがある

古いホテルやビジネスホテルでは壁が薄い など、防音性能が低い可能性があります。

それによって、隣の部屋や廊下の音が聞こえやすい場合があります。

ホテル暮らしに向いている人

ホテル暮らしは、以下のような人におすすめです。

  • 自由度の高いライフスタイルを求めている人
  • 引っ越しや初期費用の負担を抑えたい人
  • 家事やメンテナンスの手間をかけたくない人
  • ホテルのサービスや設備を日常的に利用したい人
  • 短期間だけ別の地域に住みたい人
  • 持ち物が少ないミニマリストの人
  • 水道光熱費と家賃を合算して、ホテル暮らしの方が安い人 
  • 部屋の内装・インテリアに強いこだわりのない人 
  • テレワークが可能な職業の人 など

ホテル暮らしに向いていない人

ホテル暮らしは、以下のような人には向いていない可能性があります。

  • 自分の住まいを自由にカスタマイズしたい人
  • 自分の持ち物が多い人 
  • 友人や知人を自宅に招きたい人
  • 食費を抑えたい人
  • 自炊が好きで、きちんとしたキッチン設備が必要な人 
  • 資金面・収入に全く余裕のない人 など

まとめ

ホテル暮らしは、従来の住まい方とは一線を画す、新しいライフスタイルの選択肢です。

家具・家電付き、水道光熱費込み、初期費用なしなど、魅力的なメリットがある一方、正式な住所として利用できない、友人知人を招待できないなど、デメリットも存在します。

ホテル暮らしが自分に合っているかどうかは、ライフスタイルや価値観によって異なります。メリットとデメリットを理解した上で、慎重に検討することが大切です。

ホテル暮らしは、自由で快適な生活を実現できる可能性を秘めています。ぜひ自分に合ったスタイルを見つけて、新しい生活の扉を開けてみてください。

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