水商売・夜職の方でも安心!賃貸探し完全ガイド

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「なかなか賃貸物件を借りられない…」水商売や夜職で働いていて、そんなお悩みをお持ち​​ではありませんか?

この記事では、水商売・夜職の方が賃貸物件を探す際に知っておくべきこと、入居審査を通過するためのポイント、そして注意すべき点について、詳細に解説しています。

水商売・夜職は、接客業や飲食業の一部に該当する働き方です。

具体的には以下のような場所で働く方は、水商売・夜職と呼ばれています。

  • ホストクラブ 
  • キャバクラ
  • ガールズバー 
  • スナック 
  • ラウンジ 
  • 風俗店 など

「水商売・夜職の方は賃貸を借りづらい」と言われる理由

不動産業界内でも「水商売・夜職の方は賃貸物件を借りづらい」という認識はあります。

統計データはありませんが、一説によると、水商売・夜職の方の「40~50%程度」が、入居審査に落ちているとも言われています。

現在、価値観や働き方は多様化していますが、水商売・夜職に悪いイメージを持つ大家さんや不動産会社も一定数いるため、希望の物件を見つけることが難しい場合もあるのです。

ここからは「水商売・夜職の方は賃貸を借りづらい」と言われる理由」を、1つずつ見ていきましょう。

収入が不安定と思われやすい

多くの水商売・夜職では、基本給に加えて「歩合制、売上額、指名料」など、収入体系が多岐にわたります。

そのため、月の収入が大きく変動する可能性があり、安定した収入を得ていることの証明が難しい場合があります。

賃貸の審査はローン審査などと同様に、安定した収入が重視されます。

また、水商売は離職率が高く、収入が途絶える可能性があることも、不安視される一因です。

収入証明書が提出できないケースがある

物件を借りる際に、収入証明書や源泉徴収票の提出が求められるケースがあります。

しかし、水商売・夜職のお店によっては、これらの書類が発行できない場合があるのです。

必要書類が用意できない場合、当然物件を借りることはできません。

生活リズムの違いを心配されている

水商売・夜職は、夜勤が多く、近隣住民と生活リズムが大きく異なるケースも多いです。

これによって「深夜にシャワーを浴びる音がする」「真夜中に洗濯機を回している」などの騒音トラブルに発展する可能性が懸念され、入居を断られるケースがあります。

トラブルなどを心配されている

管理会社や大家さんの中には「勤務先の客とのトラブルが物件に持ち込まれるのでは」と心配するケースもゼロではありません。

他の入居者や近隣住民に迷惑をかける可能性を考慮して、入居を断るケースもあるようです。

タバコを吸う人が多い

一般的に、水商売・夜職の方は喫煙者が多いイメージです。

そのため「敷地内にタバコをポイ捨てされるのでは」「部屋でタバコを吸われて、修繕が大変になるのでは」と懸念され、水商売・夜職の方が敬遠される傾向もあります。

水商売・夜職の方が審査通過するためのポイント

水商売・夜職の方の審査通過の可能性を高める方法があります。

ここからは、そのポイントを見ていきましょう。

必要な情報を正直に申告する

後々のトラブルを避けるために、虚偽の申告は絶対に避けましょう。

特に、収入や職業については、正確な情報を伝えることが重要です。

必要な情報を正直に伝えることで、仲介業者は、審査通過しやすい物件をピックアップしてくれます。

敷金の上乗せを申し出る

水商売・夜職の方は収入が不安定と思われるケースがありますが、敷金を多めに支払うことで、大家さんや管理会社の不安を解消できる場合があります。

敷金を多めにもらうことで、家賃滞納や修繕費用が足りなくなるリスクを減らせるためです。

必ず申し出を受けてくれるとは限りませんが、どうしても住みたい物件がある場合などは、提案すると良いでしょう。

通帳を提出する

十分な金額の預貯金がある場合は、通帳のコピーもしくは残高証明を提出する方法もあります。

実際に、預貯金残高の審査が用意されている場合は、これで家賃の支払い能力が証明できます。

連帯保証人を立てる

連帯保証人は、入居者が家賃滞納した場合、代わりに支払う責任を負います。

このような連帯保証人を用意することで、管理会社や大家さんにとっての安心材料となり、審査通過の可能性が高まります。

大家さんと直接交渉する

不動産会社ではなく、大家さんと直接交渉することで、審査通貨の可能性が高まることがあります。

直接交渉することで、職業ではなく人間性で判断してもらうことができ、大家さんの印象が変わる可能性があるためです。

交渉できる機会があれば、自分のことを理解してもらうよう、誠意をもって対応してみましょう。

家賃が高すぎる物件を選ばない

賃貸の入居審査の一般的な基準は「家賃の36倍以上の年収」です。

高い家賃の物件を希望すれば、それだけ多額の年収が求められます。

スムーズに審査通過するためには、収入に見合った家賃の物件を選ぶことが重要です。

審査に落ちてしまった場合の対処

すでにご紹介したように、水商売・夜職の方の40~50%は、入居審査に落ちる可能性があります。

ここからは、審査に落ちてしまった場合、次の審査通過の可能性を高めるための対処法をご紹介します。

「一般的な審査に落ちる理由」に当てはまっていないか確認する

以下に該当する場合は、 職業に関係なく入居審査に落ちる可能性があります。

  • 家賃の滞納歴がある

入居審査に落ちる最も多い理由です。

  • 借金の支払い遅延がある

信用情報に傷がついている可能性があるため、借金の完済を目指しましょう。

  • 収入に見合わない家賃の物件を選んでいる 

低めの家賃の物件を選びましょう。

  • 勤続年数が短い 

勤続年数が1年を超えてから再チャレンジしてみましょう。

  • 会話などのやり取り、服装などで不安を覚えられた


派手な服装やタメ口などは、大家さんが不安を感じる恐れがあるため、避けた方が無難です。

昼職に就く

昼職に就くことで、職業欄に水商売・夜職と記載せずに済むようになります。

昼職で審査を受けることで、収入の安定性がアピールでき、審査通過しやすくなります。ただし、一定以上の勤続年数は必要です。

「水商売・夜職の方歓迎」の物件を選ぶ

賃貸の中には「水商売・夜職の方、歓迎」という物件もあります。

これらの物件の中から選ぶことで、審査の可能性を高めることができます。

貯金を貯める

一般的には「家賃2年分以上の貯金があると、審査を通過しやすくなる」と言われています。

実家や寮などに住んでいて、すぐに物件を探す必要がない方は、頑張って貯金を貯めてみるのも1つの方法です。

水商売・夜職の方の賃貸物件の探し方

水商売・夜職の方がスムーズに賃貸物件を探すには「専門の不動産会社」に相談することです。

水商売・夜職の方向けの物件を取り揃えていたり、理解のある大家さんを知っている可能性も高いです。

また、都市部や歓楽街に近い仲介業者も、水商売・夜職の方の賃貸物件探しのノウハウを持つ可能性があります。

さらに繁華街に近い物件は、水商売・夜職の方が多い傾向にあり、理解のある大家さんも多い傾向です。

【注意】アリバイ会社の利用は避けた方がいい

水商売・夜職の方が、物件探しの際に利用するケースもあるアリバイ会社。

しかし、利用がばれた場合は契約解除や強制退去となったり、不動産会社や大家さんから詐欺罪(最大懲役10年)などで訴えられるリスクがあります。

このため、アリバイ会社の利用は避けた方が無難です。

アリバイ会社とは

アリバイ会社は、 勤務先や収入などを偽装する会社で「在籍会社」とも言われています。

ダミーの給与明細・源泉徴収票などの作成、在籍確認の電話への対応などをサービスとしています。

アリバイ会社が摘発されたケースも

アリバイ会社は存在そのものが違法とは言えないものの、利用の仕方によっては違法性が生じる可能性があります。

実際に、2011年9月には北海道警がアリバイ会社を摘発し、さらに2013年には千葉県警も摘発しました。

これらの会社の存在が、社会的に問題視されていることは間違いありません。

まとめ

水商売・夜職の方でも、適切な方法で賃貸物件を探すことで、希望の住まいを見つけることができます。

また、審査通過の可能性を高めることも期待できます。

この記事を参考に、ぜひ物件探しを成功させてください!

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