車通勤のメリットを最大限に活かす!失敗しない部屋選びとは?

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車通勤(マイカー通勤)は、日本において最もメジャーな通勤手段です。

そして、快適な車通勤を実現するためには、 正しく 部屋選び することも大切です。

この記事では、車通勤の現状やメリット・デメリットを詳しく解説し、車通勤するあなたにとって最適な住まいを見つけるためのポイントを徹底的にご紹介します。

はじめに、日本国内における車通勤の現状について知っていきましょう。

およそ半数の人が「車通勤・車通学」している

令和2年の国勢調査によると、15歳以上の通勤者・通学者の利用交通手段別割合(全国)では、自家用車が48.2%と最も高い割合を占めています。

都市部では公共交通機関を利用する人が多いイメージがありますが、全国で見ると、実は半数近くの人が「マイカーで通勤・通学」しているのです。

車通勤する人が多い理由

それではなぜ、車通勤する人が多いのでしょうか。 

地域公共交通の現状と課題(北陸信越運輸局交通政策部交通企画課)によると「モータリゼーションの著しい進展によって、公共交通機関の輸送人員の減少が続き、路線廃止などによる空白地域も増えている」という旨が記載されています。

つまり、自動車が普及したことで車通勤する人が増え、それに伴って公共交通機関のネットワークや運行回数が減少。これにより、通勤・通学にマイカーを使わざるを得ない人が増えたと考えられます。 

なお今後は、人口減少に伴って、公共交通機関をめぐる環境がますます厳しいものになると予想され、車通勤する人(車通勤せざるを得ない人)がますます増えると考えられます。

車通勤のメリット

次に、車通勤のメリットについて確認します。

車通勤には 以下のように、公共交通機関にはない多くのメリットがあります。

天候に関係なく快適に通勤できる

雨の日も雪の日も、自分の車で通勤すれば、傘をさす必要がなく、濡れる心配もありません。

また、寒い冬も暖房を、暑い夏は冷房を効かせて、快適な車内環境のまま移動できます。

自分のペースで出勤できる自分のペースで出勤できる

公共交通機関は、発車時刻に1分でも遅れると、次の電車やバスを待たなければなりません。 つまり、たった1分遅れたために遅刻する可能性もあります。

一方、車通勤は発車時刻が決まっているわけではないため、数分程度の遅れはカバーできるケースも多く、自分のペースで出勤できます。

車内の時間が自由に使える

車内は自分だけの空間です。

そのため通勤時間を利用して、好きな音楽やラジオを聞いたり、ラジオ講座で勉強したり、運転の合間に食事や間食をしたり、ハンズフリーの状態で電話をかけるなど、様々なことができます。

座って通勤できる

車通勤の場合、満員のバスや電車のように、立って通勤する必要はありません。

これは、体力のない方、怪我をしている方、妊娠中の方、満員の状態に大きなストレスを感じる方などには嬉しいポイントと言えるでしょう。

「通勤時に必ず座ることができる」という点は、公共交通機関と比べた場合の大きなメリットです。

荷物の持ち運びが楽

プレゼン資料などの大きな荷物や、かさばる荷物がある場合、公共交通機関での通勤はとても大変です。

一方、車通勤では大きな荷物やかさばる荷物があっても、普段の通勤と変わらずに、楽に運べます。

通勤のついでに子供の送迎や買い物などもできる

公共交通機関を利用して、子供の保育園や学校、あるいはスーパーやコンビニなどにに寄る場合、最寄りの駅や停留所から歩かなければならないケースも多いです。

一方、車通勤では、これらの施設が通勤ルートの途中にある場合「​​ドア・ツー・ドア」で気軽に立ち寄ることができます。

急な予定に対応できる

車は公共交通機関とは異なり、急な予定変更にも柔軟に対応できます。

例えば「仕事帰りに食事をして帰る」「実家に帰って、朝そのまま出勤する」「保育園からの連絡で、急なお迎えに対応する」などの変更にも、比較的簡単に対応することが可能です。

感染症等のリスクが少ない

車はパーソナルスペースのため、不特定多数が利用する公共交通機関を利用するよりも、感染症のリスクが低いと考えられます。

新型コロナウイルスやインフルエンザなどの流行時期には、特に大きなメリットとなり得るでしょう。

車通勤のデメリット

車通勤には多くのメリットがある一方、 気をつけるべきデメリットも複数あります。

渋滞に巻き込まれる可能性がある

通常、道路は朝と夕方のラッシュ時に、最も渋滞が発生しやすいです。

また、ラッシュ時には踏切が開きづらいケースもあります。

このような渋滞に事故や工事が重なった場合、予定の時刻までに職場に到着できない可能性があります。

車検や故障などで車が利用できない場合がある

車を車検に出している時や、 故障してしまった時などは、車通勤ができません。

また、運転禁止薬(運転に影響が出る恐れがあるため、運転を避けるべき薬)が処方された場合、 薬を飲みきるまで運転は控えるべきです。

そこで普段慣れていない公共交通機関を利用することになりますが、近くに公共交通機関のない場所に住んでいる場合は、通勤に大きな支障が生じる可能性があります。

事故や交通違反のリスクがある

車通勤する場合、車通勤しない方と比べて車に乗る頻度が非常に高くなり、これに伴って事故や交通違反のリスクも高まると考えられます。

特に、道路の状態が悪い地域に住む方や、 冬に路面凍結する地域の方は要注意です。

事故や交通違反にならないよう、常に細心の注意を払って運転することが求められます。

運転も疲労の一因となる

運転は注意力を要求される作業で、 それ自体が疲労の一因となり得ます。

車通勤する場合は、仕事に加えて運転の疲労も加わる可能性があります。

公共交通機関を利用すれば、通勤中に目を閉じて休むこともできますが、車通勤ではそのような休息は取れません。

交通費を一部、自己負担する可能性がある

車を通勤に利用する場合、通勤手当が支給されますが、実は絶対ではありません。

通勤手当についての法的な定め(支払い義務)はないため、あくまでも個々の会社の給与規定や就業規則に則って支給されることになります。

そのため、通勤にかかる交通費の一部しかカバーされなかったり、あるいは全額自己負担の可能性もあります。

距離によっては電車の方が早い

長距離・長時間の運転を要する車通勤の場合、電車を利用した方が早く通勤できるケースもあります。

利用できる公共交通機関があり、車通勤に強いこだわりがない方は、電車通勤も検討すべきでしょう。

ちょうどいい物件が見つからない可能性がある

車通勤する方は、いくつかのポイントを踏まえて、部屋選びすることが望ましいです。

しかし、エリアによっては、これらのポイントに合致した物件がなかなか見つからないケースもあります。

車通勤する方の部屋選びのポイント

車通勤する人が絶対にチェックすべきポイントの1つです。

また、駐車場がついていても無料とは限りませんので、月々の駐車場を必ず確認してください。

なお、設置されているのが「機械式駐車場」の場合、盗難やいたずらなどのリスクは少なくなるものの、機械を動かす時間がかかり、出社までに余計な時間がかかる可能性もあるため注意が必要です。

また、駐車場がついていても「現在、満車で予約待ち」「車のサイズの関係で契約できない」などのケースもあるため、この点も物件契約前に確認しましょう。

駐車場がついていない場合

物件に駐車場がついていない場合は「近隣の徒歩圏内に良い駐車場があるか」「駐車場が満車でないか」などをチェックしておきましょう。

物件から離れた場所にしか駐車場がない場合、通勤に余計な時間がかかったり、雨に濡れてしまう、忘れ物した際に大きなタイムロスが生じる、などの不都合が発生する可能性があります。

無理なく通勤できる範囲か

どんなに好条件な物件でも、職場から遠すぎる場合は避けた方が無難です。

「交通基本法案検討小委員会 資料」(国土交通省 総合政策局 交通計画課 平成22年11月)によると、マイカー通勤者の平均通勤距離は「片道10.5km」と紹介されているので、一つの目安と考えても良いでしょう。

職場から遠すぎる物件を選ぶと「運転の疲労が大きくなる」「渋滞・事故・工事など不確定要素に巻き込まれる可能性が高くなる」など、都合が生じる可能性があります。

万が一の場合、公共交通機関が使えるか

車通勤する方は、「駅近」など、公共交通機関の事情を考慮せずに物件を選ぶことができます。

ただし、車検や故障などで車が使えなくなった際、公共交通機関が全くないと非常に不便です。

不安な方は、公共交通機関がある程度利用できる範囲の物件を選ぶと良いでしょう。

カー用品店・自動車整備工場・ガソリンスタンドなどが近いか

車通勤する場合、車にトラブルが生じたり、ガソリンが減る頻度も高くなると考えられます。

そこで、カー用品店・自動車整備工場・ガソリンスタンドなどが近くにある物件を選ぶと、すぐに修理や整備ができたり、ガソリンが給油できて非常に便利です。

渋滞しないルートか

スムーズに通勤したい方は、渋滞するルートを避けたエリアにある物件を選ぶのも良い方法です。

具体的には、渋滞する幹線道路や国道、長時間開かない踏切(開かずの踏切)のルートを通る物件は避け、裏道などが利用できるルート上の物件もチェックしてみましょう。

まとめ

車通勤は、自由度が高く、快適な通勤手段ですが、デメリットも存在します。また、車通勤のメリットを享受するためには、部屋選び(物件選び)も大切な要素です。

この記事でご紹介したメリット・デメリット、部屋選びのポイントを参考に、快適な車通勤を実現してください。

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