テレワークを快適に!賃貸物件選びで失敗しない「6つのポイント」 Top » ライフスタイル » テレワークを快適に!賃貸物件選びで失敗しない「6つのポイント」 新型コロナウイルスの感染拡大を機に普及が進んだ「テレワーク」。自宅で仕事をすることが一般的となった現在、働く場所への新たなニーズも生まれています。そこで今回は「テレワークに最適な賃貸物件」を選ぶ際のポイントや注意点を解説。より快適なテレワーク環境を実現するためのヒントが満載です。 目次 Toggle テレワークの現状は?自宅でのテレワークが難しい理由テレワーク用の賃貸物件を探すポイントネット環境が整備されているか防音性は十分か周辺環境が騒がしくないか自宅からの距離はどうか家賃が高すぎないか優先度の低い条件は妥協するテレワーク物件を借りる際の注意点業務使用が可能な物件を選ぶ利用者と物件の名義が同じになるようにするまとめこの記事を書いた人関連投稿: テレワークの現状は? 「テレワーク人口実態調査」によると、令和5年度の雇用型テレワーカーの割合は24.8%で、コロナ禍以前よりも高水準をキープしています。特に、首都圏では約40%と特に高水準で、テレワークが普及していることがわかります。このようにテレワークはもはや一時的なトレンドではなく、働き方の新たなスタンダードになりつつあることが分かります。 それに伴って「快適にテレワークできる環境」を求める方も増えていると考えられます。 自宅でのテレワークが難しい理由 テレワークは自宅で仕事ができる点が、大きなメリットの1つです。しかし、以下のような理由によって、自宅でのテレワークが難しいケースもあります。 仕事のスペースが確保できない: 空いている部屋や空間がなく、テレワークのためのスペースが確保できない。 仕事の備品の置き場や収納スペースがない: パソコンや書類など、仕事に必要なものを置く場所がないため、部屋が散らかりやすい。集中できる環境ではない: 「家族の気配や生活音が気になる」「幹線道路や線路、繁華街が近い」など、仕事に集中できない環境である。オンオフがつけづらい: リビングや寝室の一角で仕事をすることで、プライベートな空間と仕事スペースが混ざり合い、オンオフがつけにくい。 テレワーク用の賃貸物件を探すポイント 自宅でテレワークのスペースが確保できない場合は「テレワーク用の賃貸物件を借りる」という方法もあります。ここからは、テレワーク用の賃貸物件を探すポイントを6つご紹介します。 ネット環境が整備されているか はじめからインターネットが利用できる物件を選ぶと、サービスの選定や工事にかかる手間が省けます。中には無料でインターネットが使える物件もあり、そのような物件を選べば初期費用やランニングコストを抑えることが可能です。例えば、速度の速い光回線が利用できる物件ならば、大容量のデータ転送やオンライン会議をスムーズに行うことができます。 防音性は十分か テレワークは静かな環境で行うことが望ましいです。物件の防音性は、木造よりもコンクリート・鉄筋コンクリートの方が高い傾向にあります。また、二重窓やペアガラスが設置されている物件も高い防音性が期待できます。この他、階段やエレベーターに近い部屋は、騒音が聞こえやすいケースもあるため、こちらも チェックしておきましょう。 周辺環境が騒がしくないか 物件そのものの防音性だけでなく、周辺環境の騒がしさも確認しておきましょう。例えば幹線道路や鉄道、空港、基地などが近い場合は、騒音が気になる可能性があります。また、大型商業施設やモール、スーパーマーケット、あるいは繁華街などが近い場合も、日中は騒音が発生する可能性が考えられます。 自宅からの距離はどうか 自宅から近い物件を借りる場合は、忘れ物などの緊急対応もしやすくなります。公共交通機関を利用して物件まで行く方、移動時間を短縮したい方などは、自宅から近い物件を借りると良いでしょう。一方、自宅から遠い物件を借りる場合は、オンオフがつけやすくなり、新しい環境でより仕事に集中できる可能性もあります。自家用車で物件に行ける方、移動時間の長さが気にならない方などは、自宅から遠い物件でも問題ありません。 家賃が高すぎないか 家賃は、手取り収入の1/3〜1/4程度が良いと言われています。新たに物件を借りる場合は「現在借りている物件の家賃(もしくは月々の住宅ローンの返済額)+ 新たに借りる物件の家賃」を、手取り収入の1/3〜1/4程度に抑えることが望ましいです。なお、会社によっては在宅勤務手当(テレワーク手当)が支給されますので、それを家賃に当てる方法もあります。 優先度の低い条件は妥協する テレワーク物件を探す際は、不可欠な条件と、そうでない条件を明確にし、優先順位を付けましょう。例えば、インターネット回線の速度や防音性の優先度は高い一方、物件で手を込んだ調理などをしない場合は、キッチンの広さや設備は最低限で良いでしょう。また、基本的に自宅で入浴する場合は、バス・トイレが分かれていないユニットバスでも問題ないかもしれません。優先度の低い条件までこだわると、家賃が高くなる可能性があるためご注意ください。 テレワーク物件を借りる際の注意点 テレワーク物件を借りる際は、いくつかの点にご注意ください。 業務使用が可能な物件を選ぶ テレワーク用の物件を借りる場合は、そのことを不動産業者に伝えましょう。中には、テレワークなどの業務使用が不可の物件もあり、入居後にテレワークしていることがばれるとトラブルとなる可能性もあります。現在は、テレワークなどに適したSOHO物件もあるので、心配な方はそちらを重点的に探すと良いでしょう。 利用者と物件の名義が同じになるようにする テレワーク用の物件を借りる際は、利用者と物件の名義が同じになるようにしましょう。名義が一致しない場合はいわゆる「名義貸し」となり、物件からの退去を求められるケースもあるためご注意ください まとめ テレワークは、働き方を変え、住まいに対する価値観も大きく変えています。快適なテレワーク環境を整えることは、生産性向上やワークライフバランスの改善にもつながるため、ぜひこだわりましょう。この記事を参考に、あなたに最適なテレワーク用の賃貸物件を見つけてください。 この記事を書いた人となりの不動産相談室 編集部宅地建物取引士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランニング技能士、簿記、上級ウェブ解析士など様々な分野の資格を保有している編集部スタッフが「暮らし」に役立つ知っておきたい情報をお届けします。 関連投稿: SOHO物件選びのポイントとは? メリット・デメリットも徹底比較! 愛犬と暮らす! 賃貸物件の選び方と注意点 家具付き物件ガイド: メリット・デメリットから選び方まで完全解説