【家計が助かる】ガス代を節約する30の方法! Top » お役立ち情報 » 【家計が助かる】ガス代を節約する30の方法! 近年、高騰している光熱費。 実は、ちょっとした工夫や注意で、節約できることをご存知ですか? 今回はガス代にフォーカスして節約方法を30個解説。 キッチン・お風呂・暖房器具・その他に分けて、今日からできる節約術をご紹介します。 目次 Toggle 月々のガス代の平均額最近はガス料金が値上がりしている?ガス代の節約方法①キッチン編ガスコンロではなく電気ケトルを使う鍋の大きさに合った火を使うふたを使う食器洗い乾燥機を使う電子レンジを活用する余熱で調理する調理回数を減らす事前に解凍しておく保温鍋・圧力鍋を使うストーブで調理するガスレンジを定期的に掃除するガス代の節約方法②お風呂編シャワーを出しっぱなしにしない追い焚き回数を減らすお湯の温度を少し下げる浴槽に蓋をする節水シャワーヘッドに変える湯量を最低限にする家族で間を空けず入浴する「自動」スイッチを消すガス代の節約方法③暖房機器編設定温度を高くしすぎない暖房器具を窓際に設置するタイマー機能を上手に使うエアコンを併用する暖房器具をこまめに掃除する無理のない範囲で運転時間を短縮するガス代の節約方法④その他料金プランやガス会社を見直す支払い方法を変える給湯器・ガスコンロを買い替える部屋の断熱性を高めるプロパンガスではない地域を選ぶまとめこの記事を書いた人関連投稿: 月々のガス代の平均額 2023年の家計調査(総務省)によると、二人以上の世帯のガス代の月平均額は5,209円です。 ただし、これはあくまでも平均値であり、実際のガス代は世帯人数、地域、住居の種類、使用量などによって大きく異なります。 具体的には、人数の多い世帯・寒い地域にお住まいの世帯などでは、ガス代が平均よりも高くなる可能性が考えられます。 最近はガス料金が値上がりしている? 近年は、政府のガス支援策の終了(2024年5月まで)や、円高・ウクライナ情勢を背景とする原料費の高騰などの影響で、ガス代が値上がりしています。 今後は、ガスの使用量が変わらなくても値上がりする可能性もあるため、節約を考える良い機会と言えるでしょう。 ガス代の節約方法①キッチン編 毎日の料理に欠かせないキッチン。実は、調理方法や火の調節などのちょっとした工夫で、ガス代を節約することができます。 ガスコンロではなく電気ケトルを使う 「ちょっとお茶が飲みたい」という程度であれば、ガスコンロより電気ケトルでお湯を沸かした方が経済的です。 電気ケトルを使えば、1リットル前後のお湯を沸かす電気代は、3円前後で済みます。 鍋の大きさに合った火を使う 鍋底からはみ出す炎は、鍋に十分熱を伝えられず、熱効率が悪いです。 ガスの無駄になるので、鍋の大きさに合った火に調整しましょう。 ふたを使う 調理中は鍋にふたをすると、熱が逃げにくく効率的に伝わるようになります。 その結果、短時間で調理が終わり、使用するガスも少なくて済みます。 食器洗い乾燥機を使う 食器洗い乾燥機は、洗浄に使う水をお湯にするのに、ガスではなく電気を使います。 そのためガス代はかかりません。 また、食器洗い乾燥機は、手洗いと比較して水道代の節約にもなります。 電子レンジを活用する 食材の下ごしらえに電子レンジを活用すると、生から煮込むよりもガスの使用量が少なくなります。 また、調理時間が短縮できるメリットもあります。 余熱で調理する ゆで卵やパスタなどは、沸騰した後に火を止めても調理することが可能です。 食材の温めなどもできるため、ぜひ余熱を有効活用しましょう。 調理回数を減らす 作り置きなどで調理回数を減らすことで、使用するガスの量を減らすことができます。 日々の調理時間をトータルで短縮する上でも、作り置きは有効です。 作り置きした料理は冷蔵・冷凍して保存しましょう。 事前に解凍しておく 冷凍した食品は、冷蔵庫に入れて解凍したり、自然解凍することで、短時間での調理が可能となります。 調理時間を短縮することで、ガスの使用量も抑えられます。 保温鍋・圧力鍋を使う 保温鍋を使うことで料理の温かさが持続し、温め直しに必要なガスが削減できます。 また、圧力鍋を使うことで短時間での効率的な調理が実現し、必要なガスも少なくて済みます。 ストーブで調理する 寒い時期に石油ストーブなどを使っている場合は、その上でお湯を沸かしたり、簡単な調理・温め直しなどをすることが可能です。 調理の際は、 空焚きや吹きこぼれなどにご注意ください。 ガスレンジを定期的に掃除する ガスレンジが汚れていると、熱効率が低下して、ガス代が高くなる可能性があります。 特に、ガスコンロのバーナー部分(火が出る部分)は、定期的に掃除しておきましょう。 ガス代の節約方法②お風呂編 日々の疲れを癒し、心身のリフレッシュしてくれるお風呂。 実は、家庭で使用するガスの大半(70〜80%)を占めています。 だからこそ、ちょっとした節約術でも、非常に大きな節約となる可能性があります。 シャワーを出しっぱなしにしない お湯のシャワーを出しっぱなしにすると、その分ガス代がかかります。 資源エネルギー庁は、お湯(45度)を流す時間を1分短くするだけで、年間2,000円以上の節約になると紹介しています。 追い焚き回数を減らす 追い焚きの回数を減らすと、 ガス代の大幅な節約につながります。 資源エネルギー庁は、追い焚きを1回減らすだけで、年間約6,190円節約 できると紹介しています(※)。 追い焚きがどうしても必要であれば、設定温度を低めにすると良いでしょう。 (※2時間の放置により4.5℃低下した湯(200L)を追い焚きする場合) お湯の温度を少し下げる 給湯温度を高く設定すると、ガスの使用量が多くなります。 浴槽にお湯を張る場合は、熱いお湯を入れて水を足すのではなく、ちょうどいい温度を入れるようにしてください。 浴槽に蓋をする 浴槽に蓋をすることで、熱が逃げるのを避け、追い焚きの回数を減らすことが期待できます。 例えば、蓋を全部開けるのではなく「半分だけ開けて入浴する」ことも効果的です。 節水シャワーヘッドに変える 節水シャワーヘッドを使用すると、お湯が出る量を抑えることができます。 これによって無理なく、ガス代を節約することが可能です。もちろん、水道代の節約にもなります。 湯量を最低限にする 沸かすお湯が多いほど、ガス代は高くなります。 いつも浴槽から溢れるほどお湯を入れている場合は、肩まで浸かるのに最低限の湯量にすると良いでしょう。 家族で間を空けず入浴する ご家族の場合は、入浴の間隔を空けずに済ませることが理想です。 これによって追い焚きの回数を減らすことが期待できます。 「自動」スイッチを消す 給湯システムの「自動」スイッチがオンになっていると、浴槽のお湯を一定の温度に保つために、定期的に追い焚きを繰り返します。 「自動」スイッチを消しておくことで、勝手な追い焚きを防ぎ、ガス代の節約になります。 ガス代の節約方法③暖房機器編 冬場にガス代が上がる要因となる暖房器具。部屋を快適に暖かく保ちつつ、節約することは可能です。 設定温度を高くしすぎない ガスファンヒーターの設定温度を高くすると、その分多くのガスを使います。 資源エネルギー庁は、ガスファンヒーターの設定温度を1度下げるだけで、年間1,320円の節約 になると紹介しています(※)。 (※外気温度6℃の時、暖房の設定温度を21℃から20℃にして、1日9時間使用した場合) 暖房器具を窓際に設置する ガスファンヒーターを窓を背にして設置すると、暖房効率が高まり、ガス代が節約できる可能性があります。 逆に、窓から遠い場所に設置すると、温まった空気が窓の冷気ですぐに冷やされ、暖房効率が低下します。 タイマー機能を上手に使う ガスファンヒーターの連続稼働が必要ない場合・よくスイッチを消し忘れてしまう場合・起床前に部屋を暖めておきたい場合などは、タイマー機能を活用しましょう タイマー機能を上手に使うことで、無駄な稼働をなくし、ガス代を抑えることができます。 エアコンを併用する ガスファンヒーターで部屋を暖めた後、暖房エアコンに切り替えることでガス代が抑えられます。 ガスファンヒーターとエアコンは上手に使い分けるようにしましょう。 暖房器具をこまめに掃除する ガスファンヒーターのフィルターが詰まると、暖房効率が低下し、余分なガス代がかかる可能性があります。 そのため、ガスファンヒーターのフィルターなどは、 こまめに掃除しましょう。 無理のない範囲で運転時間を短縮する ガスファンヒーターを消しても、室温はすぐに下がらないため、就寝前・外出前などは早めに切ってしまっても問題ありません。 資源エネルギー庁は、ガスファンヒーター(設定温度20°c)の運転を1日1時間短縮すると、年間2,000円以上の節約になると紹介 しています。 ガス代の節約方法④その他 キッチン・お風呂・暖房器具以外にも、ガス代の節約方法は存在します。 最後に、その他のガス代の節約方法をチェックしましょう。 料金プランやガス会社を見直す ガス会社は様々なプランを用意しています。 現在よりもガス代が安くなるお得なプランがあればそれに切り替えましょう。 また、お住まいの地域によっては、複数のガス会社から選べる場合があります。 ガス会社によって料金プランやサービス内容が異なるため、自分に合った会社を選ぶことで、ガス代を節約できます。 支払い方法を変える ガス代をコンビニ支払いや振込にしている方は、クレジットカード払いへの変更を検討しましょう。 クレジットカード払いにすることで、ポイントが貯まり、実質的な節約となります。 また、特定の銀行口座決済でも割引が適用されるケースがあるため、併せて確認しておきましょう。 給湯器・ガスコンロを買い替える 古いガス給湯器やガスコンロをお使いの場合は、新しく買い換えることで、ガス代が節約できるケースがあります。 古すぎるガス給湯器・ガスコンロは事故の原因になる可能性もあるため、積極的な買い替えをご検討ください。 部屋の断熱性を高める 部屋の断熱性を高めることは、暖房効率を高める上でも有効です。 ガスファンヒーターの設定温度を低く、稼働時間が短縮できるため、結果的にガス代の節約になります。 プロパンガスではない地域を選ぶ プロパンガス(LPガス)にはランニングコストが上乗せされるため、都市ガスのおよそ2倍ほどの料金がかかります。 「住む地域にこだわりがない」「これから新居を選ぶ」などの場合は、都市ガスの供給エリアに住むことで、ガス料金を大幅に下げることが期待できます。 まとめ ガス代の節約は、ちょっとした工夫ですぐ実現できます。 家計を助けるだけでなく、環境にも優しい取り組みですので、今回紹介した30の節約術のうち、できるものから実践していきましょう。 この記事を書いた人となりの不動産相談室 編集部宅地建物取引士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランニング技能士、簿記、上級ウェブ解析士など様々な分野の資格を保有している編集部スタッフが「暮らし」に役立つ知っておきたい情報をお届けします。 関連投稿: 【後悔しない選択】エレベーター無し賃貸が向いている人/向いていない人 賃貸退去の「立会い」完全ガイド! トラブルを防ぐ方法も解説 引っ越しで自転車をどうする? 選択肢別の手続きや注意点